


赤の天ぷら

梅干しを天ぷらにすると

天ぷらを上手に揚げたいと思うなら、天ぷら鍋にこだわることも大切なことですので、天ぷらをするためにはどのような鍋が最適なのかを知りたいと思います。
天ぷらでは、油の温度をできるだけ一定に保ったまま調理することがポイントですが、そのためには、あまり小さな天ぷら鍋だと、油の温度が変化しやすくなりますので、天ぷらを揚げるためにはやや大きな鍋が向いています。
料理用の鍋の中には、底が丸いタイプの鍋もよく見かけることができますが、底が丸い鍋では、同じ鍋でも場所によって油の温度が違うという現象が起きやすくなってしまいますので、同じ食材を同じ時間揚げたときでも、天ぷらの出来上がりが違ったものになることがあります。
ですから、天ぷらに適している鍋は底が丸いものよりも、底が平らなもののほうが良いということになります。
ある程度の大きさがあり、底が平らな鍋は、油の温度を一定に保つことができるようになります。
熱の通りという面からだけではなく、油を高温に熱して調理をするというところから、安全性についても、平らで安定している鍋が適しているといえます。
家庭で天ぷらを揚げるための鍋としての大きさは、直径が30センチくらいもあれば適当であると思われます。
天ぷらの専門店などで使用されている天ぷら用の鍋は鉄製のものや、銅製のものなどが主に使われていますが、銅にスズが混じったものや砂鉄と呼ばれるものが混じったものなども使用されています。
特に鉄製の鍋は熱の伝導が良いので、天ぷらには非常によく向いている鍋であるということになりますが、一般の家庭で使用するには、重量があり、主婦が使うには不向きな面があります。
家庭で天ぷらを揚げるために選択するなら、鉄製にこだわる必要はなく、ステンレス製の軽い鍋でも充分においしい天ぷらを揚げることができます。
ただし、フライパンのように薄くて浅いものは、底が浅い形状で、天ぷらを揚げるのは難しいため、油を入れることを考慮して深みのある鍋を選ぶと良いでしょう。