天ぷらは魚介類、野菜、山菜 等に、衣をつけて油で揚げた料理です。

紅葉の天ぷらとは

紅葉の天ぷらがあるといえば、驚く人がいるかもしれませんが、紅葉の天ぷらは大阪では有名な天ぷらで、なんと1300年もの歴史がある天ぷらです。

そのような昔に大阪の山で修行をしていた人が、紅葉の美しさに感動し、その姿を広めたいとして、灯りに使っていた菜種油を使って紅葉を天ぷらにして道行く人々に配ったことが紅葉の天ぷらの始まりではないかといわれています。

それから紅葉の天ぷらの作り方や衣の味などに工夫がされながら、現在も同じように紅葉を使って天ぷらは作られています。

名称こそ紅葉の天ぷらですが、衣は砂糖やゴマが加わっていて、ほんのりと甘く、香ばしい香りがしているものですので、おかずとしての天ぷらというよりも、おやつとしてのかりんとうの味に近いかもしれません。

この紅葉の天ぷらの味は、なぜか初めて食べた人でも懐かしく感じることができる味であり、天ぷらでありながら、わりとあっさりとした味わいです。

紅葉の天ぷらに使用されている紅葉は、紅葉がきれいに見られる秋の時期にハラハラと落ちてくる紅葉を使用しているのではなく、紅葉の天ぷらを作るために食用の紅葉を独自に育てている店がほとんどで、紅葉の天ぷらに使用される紅葉は柔らかい葉を使って作られています。

収穫されるのは、紅葉が色づいて多くの人が紅葉を見るために訪れる季節で、収穫された紅葉は塩漬けにされて、1年間漬け込まれています。

このように紅葉が漬け込まれていることで、紅葉の季節となる秋だけではなく、1年中いつでも紅葉の天ぷらを買い求めることができるのは嬉しいところです。

1年の間塩漬けされていた紅葉はきれいな透明感がある色合いへとなっています。

紅葉の天ぷらとして、紅葉の葉の形を崩さずに天ぷらにするためには、丁寧に1枚1枚に衣を付けて揚げていくという地道な作業が必要とされます。

紅葉の葉をベースとして、付けた衣が少し膨らんでパリッとした紅葉の天ぷらは見た目にもかわいらしく、おみやげにもぴったりです。